2015年2月24日火曜日

私たちの布土(ふっと)

 布土小学校の6年生が作った「布土」地域のパンフレットをいただきました。「布土」と書いて、「ふっと」と読みますが、地名の由来をこのパンフレットにて初めて知りました。
 6年生が時間をかけて、自分たちの足を使って、調べあげた「布土」の良さがたっぷり書かれています。 このパンフレットはセルプ・アゼーリアにもありますので、希望される方は申し出てください。

2015年2月11日水曜日

布土小学校の6年生と・・この子達が大人になった時にも・・・

昨日、布土小学校6年生のところにゲストとして行ってきました。これで、小学生に向けに知的障がいの事、セルプ・アゼーリアの事をお話させていただくのは2度目になります。
 自分が小学生だった30数年前は今よりもっと、「障がい」は地域の中で考える機会など皆無でしたし、「障がい」という捉え方ではなく、「ちえおくれ」という言葉がまだ主流で、「頭が悪い人」と子供心に思うしかありませんでした。「障がい」について、「不便さ」とか「生きにくさ」などという概念は地域の中で聞いたことがなかったように思います。今の子供たちがどのように「障がい」の事を地域の大人たちから聞いているのかを思うと、今回のような機会をいただくことに責任の重さを感じ、緊張します。
 今回はセルプ・アゼーリアにはどんな人が通ってきていて、どんな活動をしているのか、そして、障がいのある人達がどんな「不便さ」を感じながら生活しているのかをスライドとちょっとした仕掛けによって、「知的障がい」の「障がい」の部分を体感していただきました。知的障がいの状態を実感し、「イライラ」すると感じた子供がいたり、私から子供たちに投げかけた質問にも、小学生なりに感じたことを積極的に発言する子供もいました。
 そもそも、今回、招いていただいたクラスでは自分達の住む地域である美浜町布土には「自慢できるものがいっぱいあり、もっと自慢できるようにしたい」という活動をしており、子供たちは「セルプ・アゼーリアを通じて、この地域をもっと自慢したい」ということで、私をまず招いて、話を聞こうということだったようです。
 私の講話が終わったところで、子供たちから逆に「提案書」をいただきました。その中には①古今の布土文化を子供たちが調査してまとめたパンフレットの配布、②地域の特色を活かすことをテーマに子供たちが考えだした食品をアゼーリアで作って欲しい。ということが書かれていました。
 子供たちがこの地域を自慢するために考えた案をセルプ・アゼーリアに通う人たちが具現化し、この子供たちが大人になった時にも語り継がれるようにしたいものです。
布土小学校ホームページ
小学生が考えた企画書鑑