2014年11月5日水曜日

グループホームにて

 グループホームを開設して、4年が過ぎた。また、この仕事に就いて、かなり長い年月が経った。数年に一回、いや、利用者の皆さんとの日々があまりに日常過ぎて、気がつかなかっただけかしれない。とにかく、プチ感動というか、発見というかそんな瞬間に出会う時がある。
 本当に、世間的には何気無いことに過ぎないかもしれないが、そういえば、入居者の皆なさん全員、脱いだ衣服を裏返しのまま、決して洗濯機に入れない。「最初からそんな風だったけ?」という私の声に入居者の皆さんはキョトンとするか首をかしげている。そういう私の衣服は裏返しのままで洗濯機の中をグルグル回っているのである。 

2014年10月22日水曜日

「愛知アールブリュット展」にセルプ・アゼーリア利用者作品が出展されます。

 愛知県には早くから、アールブリュット、ボーダレスアートの理念を継承し、芸術活動に取り組んでいるところがたくさんあるようです。いや、むしろ、作者の皆さんはアールブリュット、ボーダレスアートの理念云々ではなく、自身の魂のままに表現者として自己実現しているのかもしれません。
 私達、セルプ・アゼーリアはそういう意味では駆け出し中の駆け出しですが、手探りから始めた当施設での芸術活動も現段階として、「出展」という目標があったほうが、当施設所属の作者の自己表現へのモチベーションもあがったようです。
 当施設所属の作者のみなさんは作品を完成させるより、「作品名」を考えることに苦労していた感もありますが、出展されることに喜びを感じているようです。

 アール・ブリュット【Art Brut】とは
 加工されていない生(き)の芸術、伝統や流行・教育などに左右されず自身の内側から湧きあがる衝動のままに表現した芸術を示す。障害のある人・子ども・素人芸術家らの作品を指すために1947年頃から用いられている。


 
(1)あいちアール・ブリュット展              
                                     
  〇日時 平成26年10月28日(火)~11月3日(月・祝日)  
         10:00~18:00(最終日11月3日は17:00まで)
  〇場所 名古屋市民ギャラリー矢田 4階 第1展示室 
        名古屋市東区大幸南一丁目1番10号 カルポート東
  〇内容 応募作品を展示











春日台職業訓練校を見学(美浜町知的障害者育成会)

 10/20、美浜町知的障害者育成会の会員の皆様と春日台職業訓練校を見学してきました。参加された会員の皆様のほとんどが、既に生活介護事業所セルプ・アゼーリアに通う方たちのご家族でした。
  訓練校では、一年間、全寮制という形で、就職に向けて、8時間労働に耐えうる体力づくりに始まり、夕方まで、就労訓練を行い、夕方からは自立生活に必要な身辺処理の習慣化訓練を行っているそうです。訓練校修了後の就職率は昨年度実績としては、ほぼ100%とのことです。
 一年間、住み慣れた家を離れて、1年後の自立生活に向けて明確な目標も掲げて 訓練校に入校することは、それ相応の覚悟が本人・家族に求められるとのことです。
 平成18年以降、「就労移行支援」「就業支援センター」が法体系に掲げられ、十分な箇所数ではないけれども、住み慣れた地域に出現するようになったことは皆さん周知のことでしょう。
 訓練校も就労移行支援事業所もゴールが明確なところが、他の日中活動系事業と大きく異なるのではないでしょうか?
 いずれにしても、「 障がいのある当事者」が「自身の希望」を持ち、「自身の希望を実現するための目標設定」を行い、「希望を叶えるための自助努力」をする。そして、私達のような支援者がエンパワメントを重視した支援を行う。このような流れが明確な「希望実現体系」「希望実現支援体系」として確立しているのが「訓練校」「就労移行支援」「就業支援センター」であり、ここでは大筋に「希望」=「就労」なのだと思います。では私たちのような生活介護事業所はどうか?利用者の明確な「希望」を実現するための「支援体系」が確立しているのかどうか・・・がんばりましょう!
春日台職業訓練校

職業訓練校 生活訓練習得進度表

生活訓練進度の評価基準

職業訓練校 紙器科

 

 

2014年9月28日日曜日

町障害福祉計画策定にむけてのアンケート回答にむけて

 9/30午後、1時30分、セルプ・アゼーリアにて、町障害福祉計画策定にむけたアンケートについての説明会を行います。
 このアンケートについて、重要視している人も重要視していない人も全く内容や目的が理解できていない方もいることを耳にします。
 もしかしたら、アンケートに誠実に回答しても自分たちの思いは反映されないかもしれない。そう思うと、回答することも億劫になるかもしれません。
 でも、平成15年に支援費制度が平成18年に障害者自立支援法が、そして今、総合支援法(俗称)ができ、不十分ながらも、利用者本位の契約制度になっている。裏をかえせば、これはサービスを使う人も自分が使いたいサービスを自分の権利において、後見人や家族のフォローを得ながら真剣に吟味しなければならないということでもあると私は考えています。
 今一度、障害福祉サービスがどんなふうになっているのか、町内に現存するサービス、現存しないサービスを理解し、どんなふうにサービスが実現したらより良い暮らしができるか、ともに考えましょう。かく言う私も知らないことが多くて、不徳のいたすところです。
 ですから、9/30はアンケート説明会というよりも、私も含めて、制度を勉強する会に近い形になります。

オヤジ語らう。

 昨日、父親の会にて、アゼーリアに通う利用者さんのお父さん方と語り合いました。
お父さん方の年齢層は40代から70代までの方が参加してくださいました。最初から、特にテーマを決めていたわけでもなかったのですが、以下のような内容で、会話も途切れることなく、あっという間に2時間が経過しました。
①グループホームか入所施設のどちらが望ましいか?
②余暇活動はどんなふうにしているか?
③障がいあるわが子を誰に託すか・・・兄弟か親戚か後見人か?
④親はもっと、住んでいる地域で、ニーズを訴える努力をするべき

この詳細を記述することは難しいところもあるので、今回は以上のようなプロローグだけにしておきます。







 

ゆりのき祭2014 ボランティア部とコラボ

 日本福祉大学付属高校ボランティア部の皆さんとコラボ販売しました。
今回の販売ではアゼーリアのオリジナルピザの他、学生の皆さんの企画で生まれた「3種のきのこの味噌チーズピザ」も販売しました。
 今回、初めて「メニューの企画からアゼーリア利用者と学生の皆さんが一緒に販売する」というところまで行い、お互いに良い体験となったことと思います。学生の皆さんにとっても、障がいある方と
一緒に「働く」をすることで、少しかもしれませんが、「障がい」のこともわかったのではないでしょうか!販売に関わったアゼーリアの利用者の皆さんにとっても、職員とではなく、学生さんと販売を経験したことで、「働く」ということについて、今までと違う何かを感じていただけたかと思います。
 

ゆりのき祭2014

日本福祉大学付属高校ボランティア部オリジナル
車側で商品受け渡し。テントで注文受付
ちょっと一息試食
たくさんの方が来場されていました。



2014年9月8日月曜日

セルプ・アゼーリア臨時(パート)職員募集

社会福祉法人みはま福祉会セルプ・アゼーリアでは下記のとおり、臨時(パート)職員募集します。

【時   給】 800円
【職務内容】知的障害者通所施設での支援員。食事介助、作業支援、生活支援。
【勤 務  日】月曜日~金曜日(時間応相談)
【勤務時間】8:30~16:30(時間応相談)
【資   格】普通自動車免許

【問合せ先】セルプ・アゼーリア 担当:藤原
       (電話)0569-82-2260

2014年8月28日木曜日

避難所運営ゲームHUG(職員内部研修)

 職員内部研修として、「避難所運営ゲームHUG」をプレ体験しました。このゲームは静岡危機管理部が開発し、全国いろんなところで、実施されているようです。
 当日はマグニチュード8の地震が発生したことを想定して、避難所で起こりうる事態を疑似体験しました。ゲームは非常に熱のこもったものとなり、規定時間では足りず、次回の職員内部研修でも続きを実施することになりました。
 元来、大地震の避難所を疑似体験するゲームでありますが、チームの結束、チーム内でのコンセンサス、緊急時の状況判断、リーダーシップのあり方などを体感し、私たちの職場での日頃の業務にとっても、良いトレーニングとなりました。
避難所運営ゲームHUG実施の様子

避難所運営ゲームHUG実施の様子

2014年6月11日水曜日

セルプ・アゼーリア芸術部


 セルプ・アゼーリアでは芸術活動に取り組んでいます。普段では見せない個性もこの活動の中で見られるのは職員としては楽しく思います。一緒に取り組んでいただいている陶芸家の平野美帆氏は利用者の皆さんがフッと思いついた感性でクレヨンや筆や粘土を使うことを大事にしてくれます。 筆者は芸術のことは全くの無知ですが、この中から将来、「先生」とお呼びしなければならない人がいるかもしれないと思うとなんだかワクワクします。
 今後、当ブログにて、利用者のみなさん(先生とお呼びしなければならないかも知れない人)の許可のもと、作品の一部を公開できる日が楽しみです。
作品に取り組む皆さん

NPO法人ひょうたんカフェ


  先週末、NPO法人ひょうたんカフェに行ってきました。小規模作業所のようなアットホームな雰囲気が懐かしく感じられました。たくさん事業所が存在する地域で、やりたいことが共通している利用者と職員が自分達の夢を実現しているように見えました。
 都会とは異なる知多南部での、みはま福祉会の役割もあるということも考えさせられました。
NPO法人ひょうたんカフェ ホームページ
 


2014年5月22日木曜日

障害福祉計画策定の年・・・雑感

 当法人も知多南部自立支援協議会の社会資源ワーキンググループ及び美浜町部会に参加しています。これまで、当事者団体、行政、福祉事業所、教育機関、その他団体がこの地域をより住みよい町にするために協力しあってきました。
  さて、平成26年度は第3期障害福祉計画期間の最終年度であり、第4期障害福祉計画策定に本腰をいれなければなりません。社会資源が少ないこのエリアにはいろいろと課題はありますが、良い町作りをするには、「どうしたら、実現可能か」というそれぞれの団体、個人の実行する意欲と覚悟、創意工夫が大前提になります。実際に個人や小グループが町を盛り上げるイベントを創意工夫により実行しています。下記チラシ掲載の「アジサイ祭り」もその一つと言えるでしょう!計画から準備まで大変だとは思いますが、皆さん楽しみながらイベントを作り上げているように見えます。
  さて、話は障害福祉計画に戻りますが、良い町づくりをするための計画ですから、計画の為の計画を作るのではなく、どうせなら、計画から実行まで、楽しく取り組める夢のある障害福祉計画にしたいものです。

2014.6.8 アジサイ祭り
移動販売車キッチン・アゼーリアも出店

2014年4月29日火曜日

第16回あぜーりあ祭り

   あいにくの雨でしたが、多くの方に、あぜーりあ祭りにご来場いただきました。地域の方々の「人と人のつながり」が多くの方々をアゼーリアに招いてくれたんだと思います。
 また、昨日の準備、本日、スタッフとして参加していただいた方は約280名、雨で通常の晴れプランとは異なる予定変更の中、臨機応変に対応していただき、感謝いたします。
 「あぜーりあ祭りはボランティアの入門編・登竜門」と美浜町長 山下治夫様がおっしゃってくれましたが、ありがたくもあり、入門編に本当になれるように職員一同、明日からもがんばります。 

理事長 挨拶

後援会会長 挨拶


来賓(美浜町社会福祉協議会会長) 


来賓(美浜町長 山下治夫氏)

 



















2014年4月14日月曜日

セルプ・アゼーリア父親部会発足

  今時、「古い!」と言われるかもしれませんが、セルプ・アゼーリアでは保護者と職員のコミュニケーションを大事にしています。そのような中、この度、父親部会が発足しました。今後は意見交換会や奉仕活動をおこなっていくとのこと。施設側としてはありがたいばかりです。日頃はお母さん方といろんな話はしますが、お父さんたちといろんな話ができて良い機会となることでしょう!
父親部会長のご挨拶 2014.4.12

施設周辺除草作業 2014.4.12

保護者向け防災勉強会

  先日の保護者会総会にて、地域貢献団体みんなで まもろう みはま(MMM)の皆さんを講師に迎え、セルプ・アゼーリア保護者のみなさん向けの防災勉強会を行いました。
  沿岸部であり、心配の絶えないこの地域で、障がいのある自分の子を守る難しさを感じられたのではないでしょうか?
 参加された方の家庭の事情もそれぞれ異なり、高齢になった親が障がいある子の命を守り、避難所生活になった場合の生活も気になるところです。
 
  また、私たち、障がい者支援施設の職員もソーシャルワーカーの一員として、どんな障がいの方にも対応できるように、その力量を底上げしていかなければなりません。

 
 
MMMのみなさんのお話の様子 2014.4.9

2014年3月17日月曜日

第16回あぜーりあ祭り 介助ボランティア募集

 社会福祉法人みはま福祉会では第16回あぜーりあ祭りでの介助ボランティアを募集いたします。 
 あぜーりあ祭りは多くのボランティアさん自身や来場される多くの方々にセルプ・アゼーリアを知っていただく機会となっております。また、多くの方々と一緒に作りあげる祭りですので、この地域の方々の底力を毎年、感じます。
 また、特に祭り当日にセルプ・アゼーリア利用者の皆さんにも、祭りを楽しんでいただくためには、介助ボランティアの方々の力が例年、不可欠となっております。この祭りをきっかけに福祉業界で働こうと考えるようになった方やいろんな所でボランティア活動を活発化されるようになった方もいるときいていおります。たくさんの方々のご協力をお待ちしております。

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第15回あぜーりあ祭りの様子

2014年3月5日水曜日

「灯台ラーメン」「灯台うどん」他の皆さんと毎年恒例のお楽しみ会

 本日、毎年恒例の「灯台ラーメン」「灯台うどん」さん他とのお楽しみ会が行われました。ラーメン、揚げ物のセットを提供していただき、お互いに出し物を披露し、交流を深めました。中でも一緒に踊った♪恋するフォーチンクッキー♪は非常に盛り上がりました。意外な人が喜んで踊っていたり、楽しい一日でした。

ラーメンと揚げ物セット

調理奮闘中

恋するフォーチュンクッキー